ファスティングの歴史をたどる|昔から行われてきた健康法とは?

入門編

ファスティングは近年健康法で再注目されていますが、その歴史は非常に古く古代から世界各地で実践されてきた伝統的な習慣です。

断食という行為は宗教的儀式の一環で広く行われてきた背景があり、たとえば仏教では修行の一部でイスラム教ではラマダンという断食月がありキリスト教やユダヤ教でも精神浄化の手段で断食が取り入れられてきました。

これらの宗教的断食は単に食を断つだけでなく、心身の浄化や自己と向き合う時間で重視されてきます。

一方で医学の分野でも断食は古代ギリシャの時代から注目されており、ヒポクラテスが病気治療の一環で断食を推奨していた記録も残されています。

近代に入ってからは断食が健康や美容、ダイエットの手段で一般にも広がり現代では「ファスティング」という呼び名のもとより柔軟で日常に取り入れやすいスタイルで発展しました。

1日断食や16時間ファスティングなどの手法は古来の思想をベースにしながらも現代人のライフスタイルに合わせて進化しており、歴史ある健康法が今もなお新たな形で受け継がれていることがわかります。

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